配属先が決まったあと、不安になるのは当たり前
新人看護師として配属先が決まったとき、
嬉しさよりも不安の方が大きかった、という人は多いと思います。
- この病棟でやっていけるかな
- 自分に向いていなかったらどうしよう
- 希望と違ったけど大丈夫かな
実はこれ、ごく普通の感情です。
私自身も、配属直後は同じような不安を抱えていました。
この記事では、
配属後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、
新人のうちに知っておいてほしい考え方をお伝えします。
結論:配属先は「ゴール」ではなく「スタート」
結論から言うと、
最初の配属先がすべてを決めるわけではありません。
新人看護師にとって配属は、
「キャリアの方向性が確定する瞬間」ではなく、
看護師としての基礎を作るスタート地点です。
この視点を持てるかどうかで、
その後の気持ちの楽さが大きく変わります。
「向いていない」と感じるのは、成長している証拠
配属後に多い悩みが、
「この科、向いていないかも…」という感覚。
でも実際は👇
- 仕事が難しい
- 余裕がない
- 覚えることが多すぎる
こう感じているだけ、ということがほとんどです。
新人のうちは、
向いている・向いていないを判断できるほど経験がありません。
つまり「向いていない」と感じる時期は、
ちゃんと仕事に向き合っている証拠でもあります。
配属後に後悔しやすい人の共通点
私が見てきた中で、
配属後に強く後悔してしまう人には共通点があります。
- 「ここじゃなかった」と考え続ける
- 他病棟と比べすぎる
- 今の部署で学べることを見ようとしない
- 最初から“異動前提”で仕事をしてしまう
この状態になると、
成長のチャンスを自分で狭めてしまいます。
配属先で「今」身につくものは必ずある
どの部署にも、
新人のうちにしか身につかないものがあります。
- 患者さんとの関わり方
- 報告・連絡・相談
- 医師や先輩との距離感
- 急変時の考え方
- チーム医療の感覚
たとえ将来別の科へ行ったとしても、
ここで身につけた基礎は必ず活きます。
実際、私自身も
「この経験が今につながっている」と感じることが多いです。
合わないと感じたときに考えてほしいこと
もし配属後、どうしても辛いと感じたら👇
- まずは「半年〜1年」を目安に考える
- 信頼できる先輩に相談する
- 何が辛いのかを言語化する
- 異動は“逃げ”ではないと知る
配属が合わない=失敗ではありません。
自分に合う場所を探す過程も、
立派なキャリアの一部です。
配属先での考え方が、将来の選択肢を広げる
今の配属先でどう向き合うかは、
将来の選択肢にも影響します。
- 異動
- 専門分野
- 夜勤の有無
- 働き方
- 副業やブログなどの選択
実際に私は、
看護師としての経験を活かして
別の形で収入や働き方を考えるようになりました。
まとめ:配属は「今後を決める材料のひとつ」
配属先で後悔しないために大切なのは、
「ここが正解かどうか」ではなく、
ここで何を得るか
という視点です。
不安になるのは、それだけ真剣だから。
新人の時期は、迷っていいし、悩んでいい。
あなたのキャリアは、
この配属先だけで決まることはありません。
